井上登(読み)イノウエノボリ

デジタル大辞泉 「井上登」の意味・読み・例文・類語

いのうえ‐のぼり〔ゐのうへ‐〕【井上登】

[1885~1971]裁判官・プロ野球コミッショナー千葉の生まれ。司法省調査部長、大審院部長判事などを歴任し、昭和22年(1947)最高裁判所の判事となる。また、同16年、日本野球連盟の最高顧問に就任。同31年にコミッショナーとなり、プロ野球球団経営の基盤を作った。

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20世紀日本人名事典 「井上登」の解説

井上 登
イノウエ ノボル

大正・昭和期の裁判官 最高裁判事;プロ野球コミッショナー。



生年
明治18(1885)年4月10日

没年
昭和56(1981)年7月26日

出生地
東京

学歴〔年〕
東京帝大法学部卒

主な受賞名〔年〕
勲一等瑞宝章〔昭和39年〕

経歴
裁判官を経て、プロ野球コミッショナーを務め、昭和40年野球殿堂入りした。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「井上登」の解説

井上登 いのうえ-のぼる

1885-1971 大正-昭和時代の裁判官,プロ野球コミッショナー。
明治18年4月10日生まれ。司法省調査部長,大審院部長判事などをへて,昭和22年最高裁判所発足と同時に同判事。16年から日本野球連盟の最高顧問をつとめ,戦後,選手争奪の紛争解決につくした。31-37年プロ野球コミッショナー。40年野球殿堂入り。昭和46年7月26日死去。86歳。千葉県出身。東京帝大卒。

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