千葉(読み)チバ

デジタル大辞泉の解説

ちば【千葉】[地名]

関東地方南東部の県。もとの安房(あわ)上総(かずさ)下総(しもうさ)の3国にあたる。人口621.7万(2010)。
千葉県中西部、東京湾に面する市。県庁所在地。中世は千葉氏の城下町として発展、近世は宿場町。現在は住宅地・臨海工業地。加曽利(かそり)貝塚がある。平成4年(1992)政令指定都市。人口96.2万(2010)。
[補説]千葉市の6区
稲毛区中央区花見川区緑区美浜区若葉区

ちば【千葉】[姓氏]

姓氏の一。
古代末から中世にかけての関東の豪族。桓武平氏良文の支流。常胤(つねたね)が源頼朝に従って下総(しもうさ)守護となり、その嫡流は代々千葉介と称した。室町時代に勢力が衰え、のち、後北条氏に従ったが、豊臣秀吉小田原征伐により主家とともに滅亡。
[補説]「千葉」姓の人物
千葉亀雄(ちばかめお)
千葉茂(ちばしげる)
千葉治平(ちばじへい)
千葉周作(ちばしゅうさく)
ちばてつや

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典の解説

せん‐よう ‥エフ【千葉】

〘名〙
① 多くの葉。
※万葉(8C後)一・一六・題詞「競憐春山万花之艷秋山千葉之彩時」 〔姚倫‐感秋林〕
② (「葉」は世・時代の意) よろずよ。万世。千代。
※続日本紀‐天平八年(736)一一月丙戌「願賜橘宿禰之姓、載先帝之厚命、流橘氏之殊名、万歳無窮、千葉相伝」

ち‐ば【千葉】

[1] 〘名〙
① たくさんの葉。数多くの木の葉。
② 干し菜をいう、女房詞。大根葉を干したもの。
※女中詞(元祿五年)(1692)「千葉 干し菜」
[2]
[一] 千葉県北西部の地名。県庁所在地。東京湾に面する。大治元年(一一二六)千葉氏の居城が猪鼻台に置かれ、以後三百年余、城下町として栄えた。江戸時代、佐倉と江戸を結ぶ千葉街道の宿場町・港町として発展。明治六年(一八七三)千葉県成立以後、県庁所在地となる。第二次大戦後は京葉工業地帯の造成に伴い、その中核の工業都市となる。また、東京の住宅衛星都市。大正一〇年(一九二一)市制。平成四年(一九九二)政令指定都市に指定。
[三] 江戸、深川の木場(きば)をいう。
※人情本・春色梅児誉美(1832‐33)四「アノ藤さんは千葉(チバ)の材木座で第一ばんの福有人(ぶげんしゃ)
[補注](一)②は、干葉を千葉と書き誤ったのが固定したものであろう。

ちば【千葉】

姓氏の一つ。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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