井口文秀(読み)イグチ ブンシュウ

20世紀日本人名事典 「井口文秀」の解説

井口 文秀
イグチ ブンシュウ

昭和期の絵本作家,挿絵画家



生年
明治42(1909)年7月1日

没年
平成4(1992)年11月26日

出生地
富山県下新川郡大家庄村(現・朝日町)

学歴〔年〕
太平洋画会研究所〔昭和4年〕卒

主な受賞名〔年〕
小学館児童文化賞(奨励賞)〔昭和27年〕,高橋五山賞〔昭和41年〕「しわしわのて」,国際アンデルセン賞(国内賞 第4回)〔昭和42年〕「肥後の石工」,サンケイ児童出版文化賞(第24回)〔昭和52年〕「おきんの花かんざし」,絵本にっぽん大賞(第2回)〔昭和54年〕「ふうれんこのはくちょうじいさん」,児童文化功労者表彰(第23回)〔昭和56年〕,高橋五山賞(絵画賞 第27回)〔昭和63年〕「嘉代子ざくら」

経歴
昭和3年上京し太平洋画会研究所に入り洋画を学ぶ。5年頃油絵から童画に転じ少年向図書の挿画を執筆。戦後、日本童画会、第2次日本童画協会に参加、52年以降創作絵本に専念。主な作品に「コーリャよはばたけ」「こぞうのぶぶんが」「おへんろさん」「こんなにどっさり」(海外版)「ライチョウは生きる」「ふうれんこのはくちょうじいさん」「嘉代子ざくら」など。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

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