井守・守宮・蠑螈(読み)いもり

精選版 日本国語大辞典 「井守・守宮・蠑螈」の意味・読み・例文・類語

い‐もり ゐ‥【井守・守宮・蠑螈】

〘名〙 イモリ科の両生類。体長八~一一センチメートルで、体は細長い。縦に扁平な長い尾をもち、四肢は短い。背面黒褐色、腹面は赤色で、黒い斑点がある。黒焼きは媚薬(びやく)として有名。日本の特産種本州四国、九州の池や沼などにすむ。いもら。あかはら。いもらい。《季・夏》 〔享和本新撰字鏡(898‐901頃)〕
[補注]家に住み「家(や)」を守るということで名付けられたヤモリに対し、水の多いところを好むイモリは「井(ゐ)」を守るということで命名されたものか。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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