日本歴史地名大系 「井手浦村」の解説 井手浦村いでうらむら 福岡県:北九州市(旧豊前域)小倉南区井手浦村[現在地名]小倉南区井手浦新道寺(しんどうじ)村の東、平尾(ひらお)台・塔(とう)ヶ峰の北西麓にあたり、井手浦川が流れる。至徳二年(一三八五)八月吉日の西光寺鐘銘(古鐘銘集成)に規矩(きく)郡大野(おおの)庄井出浦西光(さいこう)寺とみえる。元和八年人畜改帳に井手ノ浦村とあり、高四五七石余、家数五六、人数一〇二(うち百姓一四・坊主二)、牛一四・馬一〇。元禄国絵図では井手浦村の内として平尾台が記され、その東に千仏(せんぶつ)窟がみえる。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報