井田文三(読み)イダ ブンゾウ

20世紀日本人名事典 「井田文三」の解説

井田 文三
イダ ブンゾウ

明治期の自由民権運動家 神奈川県議。



生年
嘉永6年7月11日(1853年)

没年
昭和11(1936)年11月11日

出身地
武蔵国橘樹郡長尾村(神奈川県川崎市)

経歴
豪農の家に生まれる。明治15年武蔵・橘樹郡書記から神奈川県議となる。同年民権結社・頼母子講を創立。40年代地主総代として多摩川築堤運動に尽力した。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「井田文三」の解説

井田文三 いだ-ぶんぞう

1853-1936 明治時代の自由民権運動家。
嘉永(かえい)6年7月11日生まれ。家は代々武蔵(むさし)橘樹郡(たちばなぐん)長尾村(神奈川県川崎市)の豪農。明治15年郡書記から県会議員となる。同年頼母子講(たのもしこう)の名で民権結社を創立し,政談・学術演説会をひらく。40年代には地主総代として多摩川築堤運動につくした。昭和11年11月11日死去。84歳。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android