亜鉛孔雀石(読み)あえんくじゃくせき

最新 地学事典 「亜鉛孔雀石」の解説

あえんくじゃくせき
亜鉛孔雀石

rosasite

化学組成(Cu,Zn)2(CO3)(OH2の鉱物。単斜晶系,空間群P21/a, 格子定数a1.2244nm, b0.9356, c0.3154 β98.69°, 単位格子中4分子含む。微細繊維状結晶のぶどう状・フェルト状皮殻の集合。青緑~緑~天青色,半透明,亜金剛光沢。劈開2方向。硬度~4.5, 比重4.0~4.2。塩酸で発泡して溶ける。薄片では無~淡青色,屈折率α1.672~1.708, β~1.830, γ1.832, 2V(-)~0°。光分散vr強。ZnはMg, Ni, Coなどに置換され,単斜型あるいは三斜型の亜鉛孔雀石族を形成。(Cu, Mg):マックギネス石,Ni:ヌラジーナイト(nullaginite),(Cu, Ni):ニッケル孔雀石,(Cu, Co):コルベツアイト(kolwezite)が知られる。銅・亜鉛鉱床の酸化帯に菱亜鉛鉱・異極鉱などと産する。日本では静岡県下田市河津鉱山から産出。名称はイタリア,サルジニアのRosas鉱山に由来。

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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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