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菱亜鉛鉱 りょうあえんこうsmithsonite

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

菱亜鉛鉱
りょうあえんこう
smithsonite

三方晶系の方解石族の鉱物。 ZnCO3 。灰白ないし暗灰,緑,黄,褐色で半透明,ガラス光沢を呈する。ぶどう状,鍾乳状,腎臓状の集合体をなす場合が多い。比重 4.0~4.4,硬度4~4.5。しばしば亜鉛が鉄(II)で置換されている。閃亜鉛鉱など亜鉛鉱物の酸化,または石灰質岩の変成などにより2次的に生じる。

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デジタル大辞泉の解説

りょう‐あえんこう〔‐アエンクワウ〕【×菱亜鉛鉱】

炭酸亜鉛を主成分とする鉱物。結晶は菱面体をなし、三方晶系灰白色ないし暗灰色、半透明でガラス光沢がある。ふつう、ぶどう状・鍾乳(しょうにゅう)状や腎臓形の塊で産出。亜鉛の原料鉱石。

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大辞林 第三版の解説

りょうあえんこう【菱亜鉛鉱】

炭酸亜鉛からなる鉱物。三方晶系。灰白・緑・褐・暗灰色、真珠光沢の塊状。閃亜鉛鉱などの酸化によって生ずる。亜鉛の鉱石。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

菱亜鉛鉱
りょうあえんこう
smithsonite

亜鉛の炭酸塩鉱物の一つ。日本では亜鉛鉱床の酸化帯中に、おもに閃(せん)亜鉛鉱の分解物として少量を産する程度であるが、大陸地域で石灰岩や苦灰岩を交代して生成されたものは、鉱層をなし、大鉱床を形成することがある。自形は菱面体、あるいはこれを基調とする立体。方解石系鉱物の一員として多くの共通した性質をもつが、比重がかなり大きい。岐阜県神岡鉱山のような接触交代鉱床(スカルン型鉱床)に産出例が多く、鉱脈型の亜鉛鉱床の産出例は少ない。英名はイギリスの鉱物学者スミソンJames Smithson(1765―1829)にちなむ。[加藤 昭]

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