亜鉛鉱床(読み)あえんこうしょう

最新 地学事典 「亜鉛鉱床」の解説

あえんこうしょう
亜鉛鉱床

zinc deposit

ZnとPbは相伴って産することが普通で,亜鉛・鉛鉱床として一括されることが多い。主要鉱石鉱物は閃亜鉛鉱ウルツ鉱で,一部の鉱床や酸化帯では菱亜鉛鉱・異極鉱が重要。脈石鉱物は石英方解石のほか,シデライト・菱マンガン鉱・重晶石・蛍石など。熱水鉱床と堆積層内鉱床に大別される。熱水鉱床は,1)火山性塊状硫化物鉱床:カナダNoranda地域の始生代グリーンストーン中の鉱床,日本の黒鉱鉱床など。Cuを伴うことも多いが,火山岩が珪長質であればZn・Pbに富む。2)鉱脈鉱床:豊羽・細倉・対州鉱山など。3)塊状鉱床:神岡鉱山スカルン鉱床や,メキシコなどに多いマント型鉱床など。堆積層内鉱床は,4)ミシシッピバレー型鉱床:炭酸塩岩中の塊状鉱床。5)砕屑岩中の層状鉱床:カナダのSullivan, オーストラリアのMt.Isa・Broken Hill鉱床など。大鉱床が多いが成因不明のものも多い。6)含銅頁岩型鉱床:Kupferschieferが代表で,CuよりもZn・Pbを多く含む部分がある。Cd・Bi・Ge・Ga・In・Tlは亜鉛鉱床に濃集することが多く,亜鉛精錬の副産物として回収される。

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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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