亡もの(読み)なきもの

精選版 日本国語大辞典 「亡もの」の意味・読み・例文・類語

なき【亡】 もの

  1. 現存しないもの。実際にあってもまったくないと同様のもの。ないに等しいもの。
    1. [初出の実例]「人の思ひけち、なきものにもてなすさまなりし御禊(みそぎ)の後」(出典源氏物語(1001‐14頃)葵)
  2. この世にいない人。死んだ人。死者。なきひと。なきみ。
    1. [初出の実例]「身ははやくなき物のごと成りにしを消えせぬ物は心なりけり〈伊勢〉」(出典:後撰和歌集(951‐953頃)雑三・一二一三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

春になって暖かくなりかけた頃、急に寒さが戻って、地面などがまた凍りつく。《 季語・春 》[初出の実例]「七瀬御秡 同晦日也。〈略〉雪汁いてかへる」(出典:俳諧・誹諧初学抄(1641)初春)...

凍返るの用語解説を読む