交う(読み)カウ

デジタル大辞泉 「交う」の意味・読み・例文・類語

か・う〔かふ〕【交う】

[動ワ五(ハ四)](動詞の連用形に付いて)互いに…する、…して擦れ違う、の意を表す。「呼び―・う」「行き―・う」
[動ハ下二]入れ違いにする。さしかわす。
「天の川夜舟を漕ぎて明けぬとも逢はむと思ふ夜袖―・へずあらむ」〈・二〇二〇〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「交う」の意味・読み・例文・類語

か・うかふ【交】

  1. [ 1 ] 〘 自動詞 ハ行四段活用 〙 ( 他の動詞の連用形に付けて補助的に用いる ) ある動作がすれちがうように、また、まじるように行なわれる。互いに…し合う。交錯するように…する。「行きかう」「飛びかう」「散りかう」など。
  2. [ 2 ] 〘 他動詞 ハ行下二段活用 〙 互いにまじえ合う。入れちがいにする。かわす。
    1. [初出の実例]「敷たへの袖易(かへ)し君玉垂の越野過ぎゆくまたもあはめやも」(出典万葉集(8C後)二・一九五)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

イチロー

[1973~ ]プロ野球選手。愛知の生まれ。本名、鈴木一朗。平成3年(1991)オリックスに入団。平成6年(1994)、当時のプロ野球新記録となる1シーズン210安打を放ち首位打者となる。平成13年(...

イチローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android