交尾・遊牝・孳尾(読み)つるび

精選版 日本国語大辞典 「交尾・遊牝・孳尾」の意味・読み・例文・類語

つるび【交尾・遊牝・孳尾】

〘名〙 (動詞「つるぶ(交尾)」の連用形名詞化) =つるみ(交尾)
書紀(720)武烈八年三月(図書寮本訓)「女をして躶形(ひたはた)にして平(ひら)板の上に坐(す)ゑて馬を牽きて前に就(いた)して遊牝(ツルヒ)せしむ」

つる・む【交尾・遊牝・孳尾】

〘自マ五(四)〙 (「つるぶ(交尾)」の変化した語) 牝と牡とが交尾する。男女が交接する。
※書紀(720)朱鳥元年是歳(北野本訓)「虵(をろち)犬と相交(ツルメ)り俄かにして倶に死せり」

つるみ【交尾・遊牝・孳尾】

〘名〙 (動詞「つるむ(交尾)」の連用形の名詞化) つるむこと。交尾すること。交接。つるび。
※文明本節用集(室町中)「十一月節〈略〉虎始交(ツルミス)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android