(読み)はく

普及版 字通 「亳」の読み・字形・画数・意味


10画

[字音] ハク

[説文解字]
[甲骨文]
[金文]

[字形] 会意
高の省文(上部)+(たく)。は草などがものに寄りつく形。宅・亳など建物の字に用い、また托・託など託寄の意があるのは、神託を受けることと関係があろう。卜文の亳は、(てつ)の形にしるされている。〔説文〕五下に「京兆の杜陵亭なり」という。〔書、立政〕に「三亳」があり、西・北・南の三亳、また殷の亡社を亳社という。

[訓義]
1. 殷の都、また亳殷という。
2. 薄に通じ、亳社を薄社という。

[熟語]
亳社

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

世界大百科事典(旧版)内のの言及

【殷】より

…また大乙以降にも,なお一,二その在位・継承順位が確実でない王がある。大乙は都を亳(はく)(河南省偃師(えんし)県)におき,以後黄河中流域に勢力を保った。しかし前15世紀後半の第10代中丁のときには都を囂(ごう)(河南省鄭州市)に移した。…

※「亳」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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