亹亹(読み)びび

精選版 日本国語大辞典 「亹亹」の意味・読み・例文・類語

び‐び【亹亹】

  1. 〘 形容動詞ナリ活用タリ 〙
  2. うまず休まず努め励むさま。また、長々と細かく説き続けるさま。
    1. [初出の実例]「及足下懸河之談、亹亹数千言恰如其地撃其山川土地、何幸如之」(出典:古学先生文集(17C後頃)一)
    2. [その他の文献]〔詩経‐大雅・文王〕
  3. 奥深くかすかであるさま。幽遠であるさま。
    1. [初出の実例]「一日酒間論詩、亹亹生風」(出典:五山堂詩話(1807‐16)二)
    2. [その他の文献]〔易経‐繋辞上〕
  4. 鳥が高く飛びつづけるさま。また、獣が走りゆくさま。
    1. [初出の実例]「塞鴻翔翠瀾、洲鶴翥紅澌翹猶亹亹、翻復提提」(出典:玉造小町子壮衰書(10C後))
  5. 水が流れゆくさま。〔白居易‐和答詩十首・和分水嶺〕
  6. 時が進んでゆくさま。〔楚辞九弁

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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