人を射んとせばまず馬を射よ(読み)ヒトヲイントセバマズウマヲイヨ

デジタル大辞泉 の解説

ひとんとせばまずうま

杜甫「前出塞」から》敵を屈服させ、また人を意に従わせようとするには、周辺から攻め落とすのが早道である。しょうを射んと欲すればまず馬を射よ。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 の解説

ひと【人】 を 射(い)んとせばまず馬(うま)を射(い)

  1. 敵を屈服させ、また人をわが意に従わせようとするならば、まずその頼みにしているものから攻め落とすのが成功の早道である。将を射んと欲すればまず馬を射よ。
    1. [初出の実例]「人を射んと欲する者は先づ馬を射よ」(出典:社会百面相(1902)〈内田魯庵〉犬物語)
    2. [その他の文献]〔杜甫‐前出塞詩〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android