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人力航空機 じんりょくこうくうきmanpowered aircraft

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

人力航空機
じんりょくこうくうき
manpowered aircraft

搭乗する人の力だけで飛行できる航空機。これを実現することは人類の長い間の夢であったが,動力つきの飛行機が実現し航空工学の知識が深まるにつれて,人力飛行は不可能であることがほとんど定説になった。再び真剣に取り上げられるようになったのは 1950年代の中頃からで,イギリス航空学会がクレマー賞を設けて人力飛行を推奨し,1961年 11月9日サウサンプトン大学の人力機が高度 1.83mで飛行距離 83mを飛んだ。その後,多くの人力機が飛ぶようになり,日本では 1966年日本大学の『リネット』号が初飛行,やがて琵琶湖の「鳥人間コンテスト」が始まって,スポーツとしての人力飛行が盛んになった。 1977年8月 23日にはポール・マクレディの設計した『ゴッサマ・コンドル』号が公式記録をつくって5万ポンドのクレマー賞を獲得している。人力機のほとんどは乗員が自転車式のペダルを踏んでプロペラを回転させる方式をとっており,地面効果を利用するために,地面または水面すれすれの高さを飛行する。

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