人礫(読み)ヒトツブテ

デジタル大辞泉 「人礫」の意味・読み・例文・類語

ひと‐つぶて【人×礫】

人を小石のように軽々と投げること。
「宙にさしあげたれども、―に打つまではさすがかなはず」〈太平記三三

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「人礫」の意味・読み・例文・類語

ひと‐つぶて【人礫】

〘名〙 人を手で持ち上げて小石のように軽々と投げること。
※太平記(14C後)三三「金乗を取て中に差上げたれ共、人飛礫(ヒトツブテ)に打までは、さすが叶はず」

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