今曲村(読み)いままがりむら

日本歴史地名大系 「今曲村」の解説

今曲村
いままがりむら

[現在地名]大分市まがり

大分川の右岸本曲ほんまがり村の南に位置し、同村から南下した肥後街道が当村から西方に向かう。大分川の支流一の瀬いちのせ川と敷戸しきど川が流れる。古くは曲村に含まれた。正保郷帳によると同村のうち一三三石余と芳川原ほうがわら村から五六石余が分割されて松平忠直領となり、曲村残り二三六石余、芳川原村残り五六石余が高松藩松平忠昭領となった。忠昭領の計二九二石余が今曲村とよばれるようになったと考えられ(大分市史)、明暦四年(一六五八)の忠昭府内入部の際幕府領となり、以降の領主変遷新貝しんがい村に同じ。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

関連語 しんがい

《料理されるためにまないたにのせられた魚の意から》相手のなすに任せるより方法のない運命のたとえ。まないたの鯉こい。[類語]俎板まないたの鯉こい・薬缶やかんで茹ゆでた蛸たこのよう・手も足も出ない...

俎上の魚の用語解説を読む