今曾根村(読み)いまぞねむら

日本歴史地名大系 「今曾根村」の解説

今曾根村
いまぞねむら

[現在地名]清里村今曾根

北は武士もののふ村、北東田中たなか村、南西雁平かりひら川が流れる。正保国絵図に高三三一石余とみえる。天和三年郷帳によれば高四八二石一斗余、うち野高三石六斗六升・漆高一斗二升、新田三九石三斗余。宝暦一〇年(一七六〇)以降に郷蔵が建設された(清里村史)。享保七年(一七二二)からの質地騒動の際、当村の四右衛門・孫左衛門が捕縛された(同書)。明和九年(一七七二)には上江かみえ用水路掘越をめぐり、上曾根かみぞね(現上越市)ほか三〇ヵ村が当村ほか一〇〇ヵ村余を相手に訴訟を起こしている(「上江用水証拠物写」国立史料館蔵)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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