仏地経論(読み)ぶつじきょうろん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「仏地経論」の意味・わかりやすい解説

仏地経論
ぶつじきょうろん

中国,唐の玄奘訳の論書。7巻。著者の親光は護法門人と称せられるが,伝記は一切不明。『仏地経』に述べる5種の法を説いたもので,教起因縁,聖教所説,依教奉行の3分類による叙述作法はのちの序分正宗分流通分の3分説の範とされたもの。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android