仏浜村(読み)ほとけはまむら

日本歴史地名大系 「仏浜村」の解説

仏浜村
ほとけはまむら

[現在地名]富岡町仏浜

富岡川河口南岸に位置し、南は毛萱けがや村。もと富浜とみはまもしくは帆解浜ほときはまといったが、寿永元年(一一八二)海中出現の薬師仏を別当南岳院が薬師堂に祀ったことから村名となったという(富岡町史)。仏浜と毛萱の間のJR富岡駅構内から海岸までに条里の遺構とみられる方形地割が存在する。領主変遷下郡山しもこおりやま村に同じ。文禄四年(一五九五)の四郡検地高目録に「富岡組・仏浜」として高三三二石余とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android