富岡町(読み)とみおか

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

富岡〔町〕
とみおか

福島県東部,太平洋にのぞむ町。 1900年町制。 55年双葉町と合体。古代の遺跡が多い。鎌倉・室町時代には岩城領の北端に位置し,相馬藩 (→中村藩 ) との領有をめぐる紛争地であった。江戸時代にも領有はめまぐるしく変遷。中心地区は富岡川の南岸にあり,陸前浜街道宿駅から発展。 JR常磐線,国道6号線が南北に通り,富岡駅周辺には国や県の出先機関が多い。主産業は農業と工業で,南部海岸の楢葉町境には東京電力福島第二原子力発電所がある。面積 68.39km2。人口 1万6001(2010),0(2015)。

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朝日新聞掲載「キーワード」の解説

富岡町

東日本大震災の津波などで町民23人が死亡したうえ、町全域が福島第一原発から20キロ圏内にあり、原発事故後に人が立ち入れない警戒区域になって役場機能も同県郡山市に移った。町は、避難を続ける町民1万4千人余りの2017年度以降の帰還を目指す。今年3月、空間放射線量に応じて町内は3区域に見直され、人口の約3割が帰還困難(年50ミリシーベルト超)、約6割が居住制限(年20ミリ超~50ミリシーベルト)、約1割が避難指示解除準備(年20ミリシーベルト以下)の各区域にあたる。帰還困難区域以外は日中の立ち入りが自由にできる。

(2013-10-30 朝日新聞 夕刊 2社会)

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