仕事指数(その他表記)Work index

法則の辞典 「仕事指数」の解説

仕事指数【Work index】

ボンドの粉砕理論(ボンドの法則*参照)に基づく指数.第一義的には粉粒体の粉砕抵抗を表し,次の式によって定義される量である.

W粉砕機のモーター入力(kwh/t),Wi は仕事指数,P は粉砕産物の80% 粒度(μm),F は粉砕原料の80% 粒度(μm)である.

出典 朝倉書店法則の辞典について 情報

関連語 法則

世界大百科事典(旧版)内の仕事指数の言及

【粉砕】より

…ボンドはこの式を,のように変形し,粉砕前後の80%通過粒度(粒度分布をもつ粉粒体に対し,その質量の80%が通過するふるい目の大きさ。転じて一般にその粒度以下の粒子質量割合が80%となる粒度)F80およびP80をそれぞれマイクロメートル(μm)で表し,原料1米トン当りの粉砕エネルギーをkWhで表した場合の比例定数Wiを仕事指数work indexと名付けた。仕事指数は,先に述べたリッティンガー数や後述のハードグローブ指数などとともに,原料の粉砕性を表す指標として有用であり,またボンドらが多数の鉱石および岩石類について,仕事指数の実測値を求めたところから,ボンドの式および仕事指数は粉砕機の設計や粉砕効率の評価などに広く使われるようになった。…

※「仕事指数」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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