法則の辞典 「ボンドの法則」の解説 ボンドの法則【Bond's law】 岩石や鉱石などの固体物質を粉砕するときに,必要な仕事と生成物の粒径との関係を表した法則.「ボンドの第三法則」ということもある.粉砕現象はきわめて複雑なので,最も簡単な過程として,「ルイスの一般式」なるものがある.すなわち ここで E は投入エネルギー,x が粒子径である.ここで n に3/2を入れて積分したものが,ボンドの法則である. ほかに,キックの法則*,リッティンガーの法則*がある.粉砕法則*を参照. 出典 朝倉書店法則の辞典について 情報 Sponserd by
世界大百科事典(旧版)内のボンドの法則の言及 【粉砕】より …ここでcKは比例定数である。(3)ボンドの法則 ボンドF.C.Bondは1952年,リッティンガーとキックの粉砕仕事法則に対し,粉砕の第3理論と銘打って次の考え方を提唱した。のちに修正されたボンドの説によれば,粒子の破壊に要するエネルギーは割れ目の長さの総和に比例し,したがって単位質量当りの仕事量としては,粒子径の平方根に反比例するというものである。… ※「ボンドの法則」について言及している用語解説の一部を掲載しています。 出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」 Sponserd by