粒度(読み)リュウド

  • particle size, grain size
  • りゅうど リフ‥
  • りゅうど〔リフ〕

百科事典マイペディアの解説

粉体,粒体の粒の大きさを数値で表したもの。計量単位規則では,粉粒体が通過できる最小の標準ふるいの方形網目の1辺の長さ,または円形網目の直径をミリメートルで表した数値を用いる。粉体,土壌,岩石などを構成する粒子群の粒子径の分布を粒度分布という。
→関連項目選炭

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岩石学辞典の解説

鉱物の粒度はそれぞれの岩石によって異なり,粒の大きさは岩石の形成条件を反映している.しかし実際の岩石の中の鉱物粒は三次元的に不規則な形をしており,粒の大きさを測定することは非常に難しい.具体的に岩石の粒度は岩石標本から作った薄片中の各結晶の大きさの測定から推定するが,薄片では立体的な鉱物粒の一断面に過ぎないために,薄片の中の粒が小さくても実際の粒が小さいとは限らない[Krumbein : 1935].薄片内の鉱物粒がすべて同じ大きさや形状であるかどうかはわからず,各粒の形も三次元的に複雑であるため粒度の測定は簡単ではない[Kerrerhals, et al. : 1975].粒度や形状という表現は非常にあいまいで,不規則な大きさや形の鉱物粒の集合体である岩石を任意に切断した断面の薄片から粒度,形状を推定しなければならない.特定の断面から立体的な形を推定するためには,計量形態学(quantitativfe microscopy)またはステレオロジーstereology)による研究があり,岩石学に応用すべきことが多い[Dehoff & Rhines : 1968,諏訪 : 1977].火成岩の構成鉱物の形は非常に不規則なので,何を粒度あるいは平均粒径としているか正確なことはわからず,測定方法も不明確であるにもかかわらず,次のようないわゆる粒度の絶対値による区分が広く用いられている.
d>粗粒(coarse-grained)
区分平均粒径
5mm以上(5mm以上)
中粒(medium-grained)5~1mm(0.01~1mm)
細粒(fine-grained)1~0.05mm(0.01mm以下)
微粒(very fine-grained)0.05mm以下

粒度の分類は様々あり,括弧内の区分法が用いられる場合もある.

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図書館情報学用語辞典 第5版の解説

データベース管理や索引作業,情報検索,ソート処理などにおいて,基本的な操作単位となる情報の大きさ.図書を例にすれば,,ページ,段落,語,文字などの粒度が考えられる.どのような粒度を採用するかは,情報を処理する際の作業効率だけでなく,処理結果の情報を利用する際の適合性評価にも影響を及ぼす.近年は,メタデータ議論における情報構造の分析や比較を行う際にしばしば用いられる.鉱物の粉砕程度や撮影装置の解像度など,他分野で先行して使われていた用語

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精選版 日本国語大辞典の解説

〘名〙
① 微粒物体の大小を表わす基準。普通メッシュで表わす。〔英和和英地学字彙(1914)〕
② 砥石(といし)に用いる砥粒の大きさ。日本工業規格では二七種ある。〔解説鋳物技術(1951)〕

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化学辞典 第2版の解説

粉体粒子の大きさをいう.平均粒径で表すことが多い.球形粒子の場合にはその比面積S

で表される.dは粒子直径,ρは密度である.したがって,粒径のかわりに比表面積で粒子の大きさを表すこともできる.粒形が単一であるような粒子系を単分散系というが,粉体は球形とは限らず,しかも大きさに分布があるので,一つの粒子について二つ以上の方向の長さの平均値をとって平均径とする表現法もある.粒度分布測定には,標準ふるいを用いる方法,顕微鏡法,光路しゃへい法,光散乱法,ストークスの法則を利用した沈降速度法,電気抵抗法などがあり,それぞれの粉体に適した方法が考案されている.工業製品にはそれぞれに粒度表示法がある.たとえば,研磨剤のJIS規格では,粒径によってF4ないしF1200などと細かく区分されている.また,鉱物の構成微小組織を分類するときにも,粒状度という用語が使われている.

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世界大百科事典内の粒度の言及

【研磨材】より

… 研磨材を大別すると,形状決め・寸法決めなどの材料除去をおもな目的とするもの(研削材)と,磨きなどの表面仕上げをおもな目的とするもの(たく磨材または磨き材)とに分けられる。
[特性]
 研磨材の性質として,硬さ,靱性(じんせい),耐摩耗性,粒度,粒形の五つが重要である。同一系統の研磨材でも,化学組成のわずかの違いによって,その性質にかなりの差がみられる。…

※「粒度」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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