区分 | 平均粒径 |
---|---|
粗粒(coarse-grained) | 5mm以上(5mm以上) |
中粒(medium-grained) | 5~1mm(0.01~1mm) |
細粒(fine-grained) | 1~0.05mm(0.01mm以下) |
微粒(very fine-grained) | 0.05mm以下 |
粉体粒子の大きさをいう.平均粒径で表すことが多い.球形粒子の場合にはその比面積Sは
で表される.dは粒子直径,ρは密度である.したがって,粒径のかわりに比表面積で粒子の大きさを表すこともできる.粒形が単一であるような粒子系を単分散系というが,粉体は球形とは限らず,しかも大きさに分布があるので,一つの粒子について二つ以上の方向の長さの平均値をとって平均径とする表現法もある.粒度分布測定には,標準ふるいを用いる方法,顕微鏡法,光路しゃへい法,光散乱法,ストークスの法則を利用した沈降速度法,電気抵抗法などがあり,それぞれの粉体に適した方法が考案されている.工業製品にはそれぞれに粒度表示法がある.たとえば,研磨剤のJIS規格では,粒径によってF4ないしF1200などと細かく区分されている.また,鉱物の構成微小組織を分類するときにも,粒状度という用語が使われている.
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報
出典 図書館情報学用語辞典 第4版図書館情報学用語辞典 第5版について 情報
出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報
… 研磨材を大別すると,形状決め・寸法決めなどの材料除去をおもな目的とするもの(研削材)と,磨きなどの表面仕上げをおもな目的とするもの(たく磨材または磨き材)とに分けられる。
[特性]
研磨材の性質として,硬さ,靱性(じんせい),耐摩耗性,粒度,粒形の五つが重要である。同一系統の研磨材でも,化学組成のわずかの違いによって,その性質にかなりの差がみられる。…
※「粒度」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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