付け纏う(読み)つけまとう

精選版 日本国語大辞典 「付け纏う」の意味・読み・例文・類語

つけ‐まと・う‥まとふ【付纏】

  1. [ 1 ] 〘 他動詞 ワ行五(ハ四) 〙 包むようにしてからだをおおう。
    1. [初出の実例]「衣服を骨肉の如く斯様につけ纏ふ今日に於て」(出典:吾輩は猫である(1905‐06)〈夏目漱石〉七)
  2. [ 2 ] 〘 自動詞 ワ行五(ハ四) 〙つきまとう(付纏)
    1. [初出の実例]「ツケマトウ まつはるる」(出典:詞葉新雅(1792))
    2. 「山形先生とY先生はまだ二三のお母さん達につけまとはれて居た」(出典:若い人(1933‐37)〈石坂洋次郎〉上)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android