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石坂洋次郎 いしざか ようじろう

百科事典マイペディアの解説

石坂洋次郎【いしざかようじろう】

小説家。弘前市生まれ。慶大文学部卒。弘前や横手の学校教師をしながら1933年から《三田文学》に連載した《若い人》で一躍流行作家になった。《麦死なず》《何処へ》《青い山脈》《石中先生行状記》など,独特のユーモアと健康で明るい庶民感覚のあふれた作品が多い。
→関連項目今井正三田派

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デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

石坂洋次郎 いしざか-ようじろう

1900-1986 昭和時代の小説家。
明治33年1月25日生まれ。郷里青森県などでの教職時代に「若い人」「麦死なず」で文壇にみとめられる。昭和14年から東京で執筆に専念する。22年新聞小説「青い山脈」,翌年の「石中先生行状記」で国民的な人気をえた。昭和61年10月7日死去。86歳。慶大卒。作品はほかに「丘は花ざかり」「陽のあたる坂道」など。
格言など】人は真理のみでは生きられない(「麦死なず」)

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大辞林 第三版の解説

いしざかようじろう【石坂洋次郎】

1900~1986) 小説家。青森県生まれ。慶大卒。「若い人」で作家の地位を確立。「青い山脈」「陽のあたる坂道」など青春ものを多く発表。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

石坂洋次郎
いしざかようじろう

[生]1900.7.25. 弘前
[没]1986.10.7. 伊東
小説家。 1925年慶應義塾大学国文科卒業。郷里に帰り青森,秋田で女学校の教師を続けながら,『海をみに行く』 (1927) ,『炉辺夜話』 (27) ,『外交員』 (29) ,『金魚』 (33) などを発表して好評を得,青春小説の秀作として愛読される『若い人』 (33~37) ,および壊滅寸前の当時の左翼運動を批判して問題を投じた『麦死なず』 (36) により作家的地位を確立。第2次世界大戦後は,解放された素朴で健康な青春の賛歌を綴った『青い山脈』 (47) ,土着的なエロチシズムのあふれる地方庶民生活を描いた『石中先生行状記』 (48) で流行作家として復帰した。その後『丘は花ざかり』 (52) ,『山と川のある町』 (56) ,『陽 (ひ) のあたる坂道』 (56~57) ,『あじさいの歌』 (58~59) ,『河のほとり』 (61) などの新聞小説を執筆。『水で書かれた物語』 (65) では異常な近親相姦を扱い,主題の深刻さが注目された。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

石坂洋次郎
いしざかようじろう
(1900―1986)

小説家。明治33年1月15日(戸籍上は7月25日)青森県弘前(ひろさき)市に生まれる。旧制弘前中学校を経て1919年(大正8)慶応義塾大学文学部予科に入学。21年同郷の今井うらと結婚。25年大学を卒業、まもなく郷里の弘前高等女学校に奉職。のち秋田県立横手高等女学校から県立横手中学校へ転任、通算13年間の教員生活を勤め、かたわら創作に専念する。処女作『海をみに行く』(1927)以後『三田文学』をおもな発表舞台としたが、33年(昭和8)5、6月の『若い人』によって作家的地位を確立。この完成は「出来るだけ一般の人々を喜ばせる」(『短い感想』)ことを目的とする石坂文学の開花を意味した。『麦死なず』(1936)、『何処(いずこ)へ』(1941)を経て第二次世界大戦後は、『青い山脈』(1947)、『陽(ひ)のあたる坂道』(1956~57)、『光る海』(1963)等の新聞小説に成功、映像化された作品も多い。これら「青春もの」といわれる諸作品は、無遠慮な口をきくが、相手に毒を感じさせない人物を登場させ、露骨でありながら、不潔感を抱かせない性描写を含む、という点で共通する。『わが日わが夢』(1946)、『石中先生行状記』(1948~54)等の異色作もある。昭和61年10月7日没。[森 英一]
『『石坂洋次郎文庫』全20巻(1966~67・新潮社) ▽森英一著『石坂洋次郎の文学』(1981・創林社)』

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世界大百科事典内の石坂洋次郎の言及

【青い山脈】より

…石坂洋次郎(1900‐86)の長編小説。戦後最初の新聞連載小説で,1947年(昭和22),《朝日新聞》に連載,同年,新潮社刊。…

※「石坂洋次郎」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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