付き纏う(読み)ツキマトウ

デジタル大辞泉 「付き纏う」の意味・読み・例文・類語

つき‐まと・う〔‐まとふ〕【付き×纏う】

[動ワ五(ハ四)]
離れずに、いつもそばに付き従う。「弟が―・う」「物売りに―・われる」
ある事情などが、ついてまわって離れない。また、ある気持ちなどが、いつも頭から離れない。「リスクが―・う仕事」「不安が―・う」
[類語]まつわるまとい付くまつわり付く絡む絡まる巻き付くもつれるこんがらかる纏繞てんじょうする絡み付く絡み合う

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「付き纏う」の意味・読み・例文・類語

つき‐まと・う‥まとふ【付纏】

  1. 〘 自動詞 ワ行五(ハ四) 〙 いつもそばを離れないでつき従う。比喩的に、物事がうるさいほどついてまわることや、ある気持や考えが脳裏から離れなくなることもいう。つけまつわる。つけまとう。
    1. [初出の実例]「なつかしき御ありさまを見しりがほに、まゐり給ひぬればつきまとはれ給ひつつ」(出典:苔の衣(1271頃)四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む