精選版 日本国語大辞典 「付無」の意味・読み・例文・類語 ずき‐なづき‥【付無】 〘 形容動詞ナリ活用 〙 ( 「ずき」は「気づき」の略、「な」は形容詞「ない」の語幹。安永(一七七二‐八一)から天保(一八三〇‐四四)にかけて流行した語 )① 気がつかないこと。[初出の実例]「何にもしらず、ずきなで調子合し」(出典:談義本・養漢裸百貫(1796)三)② 気がついても知らないふりをすること。知らん顔。ずきなし。[初出の実例]「おどれがくひくさった事はづきなで、わしにかづけくさる」(出典:滑稽本・大師めぐり(1812)上)③ 気をつかわないでもよいこと。気を置かないですむこと。ざっくばらん。大阪地方などで用いる語。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例