令和(読み)レイワ(その他表記)REIWA

デジタル大辞泉 「令和」の意味・読み・例文・類語

れいわ【令和】

《「万葉集」巻五、梅花の歌三十二首の序「于時、初春、気淑風、梅披鏡前之粉、蘭薫珮後之香(時に、初春の令月れいげつにして、気く風やわらぎ、梅はきょうぜんの粉をひらき、蘭ははいこうかおらす)」から》わが国の、2019年5月1日からの年号国書2出典となるのは初。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

知恵蔵mini 「令和」の解説

令和

日本の元号。2019年4月30日の天皇(明仁)の退位を前に、同年4月1日、「平成」に代わる元号として発表された。新天皇(徳仁)の即位日となる19年5月1日に改元が行われる。日本最古の歌集「万葉集」巻5、梅花の歌32首の序文にある「初春の令月にして、気淑(よ)く風和らぎ、梅は鏡前の粉を披(ひら)き、蘭は珮後(はいご)の香を薫らす」(書き下し文)から二文字をとって命名された。典拠を中国古典(漢籍)ではなく日本古典(国書)とする元号は、確認できる限り今回が初めてとされる。

(2019-4-2)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android