仮想アプライアンス(読み)かそうあぷらいあんす

ASCII.jpデジタル用語辞典 「仮想アプライアンス」の解説

仮想アプライアンス

コンピューター上に組み込んで利用するための、仮想化ソフトウェア、OSアプリケーションなどをセットで指す言葉。あらかじめ必要な業務用ソフトウェアなどをインストールしたコンピューターを「アプライアンス」と呼び、特に大企業などでは、購入したコンピューターに個別にインストールや設定するのではなく、「アプライアンス」されたコンピューターを業者から一括購入することが多かった。これに対し、仮想アプライアンスでは、仮想化技術により、それを導入するコンピューターの機種を選ばず、既存のコンピューターも利用できる。したがって、従来のアプライアンスに比べ、仮想アプライアンスはコストが低いというメリットがある。仮想アプライアンスが普及しつつある現在、従来のアプライアンスを「物理アプライアンス」と呼び区別する風潮も高まっている。

出典 ASCII.jpデジタル用語辞典ASCII.jpデジタル用語辞典について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android