業者(読み)ギョウシャ

デジタル大辞泉 「業者」の意味・読み・例文・類語

ぎょう‐しゃ〔ゲフ‐〕【業者】

商工業などの事業を営んでいる人。「出入り業者
同じ種類の事業や商売をしている人。同業者。「業者仲間」「業者間の相場

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「業者」の意味・読み・例文・類語

わざ‐もの【業者】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 仕事をする者。労働する者。また、仕事、業(わざ)のこと。
    1. [初出の実例]「舞歌は遊芸の諸曲也。当芸に限りたる態物(わざもの)にはあらず」(出典:遊楽習道風見(1423‐28頃))
  3. 事をしでかした者。所業におよんだ者。無法な行動をした者。
    1. [初出の実例]「此わざもの、平家の御威光を以て探し出さでおくべきや」(出典:浮世草子・鬼一法眼虎の巻(1733)五)
  4. (わざ)にひいでた者。技量のすぐれた者。わざにん。わざびと。
    1. [初出の実例]「清光凜々麗しき、若手の業物(ワザモノ)切物と、四方にその名は響きけり」(出典:長唄姿花后雛形(1832)小鍛冶)

ぎょう‐しゃゲフ‥【業者】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 商業工業などの事業を営んでいる人。また特に、ある官庁企業などに関連した仕事を受けている会社商店などをいう。
    1. [初出の実例]「其意見を詳述し、活刷して当業者に頒てり」(出典:一年有半(1901)〈中江兆民〉三)
  3. 同じ種類の事業を行なっている人。同業者。
    1. [初出の実例]「業者間協定における賃金の最低額に関する定が」(出典:最低賃金法(1959)九条)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

一粒万倍日

一粒の種子をまけば万倍になって実るという意味から,種まき,貸付け,仕入れ,投資などを行えば利益が多いとされる日。正月は丑(うし),午(うま)の日,2月は寅(とら),酉(とり)の日というように月によって...

一粒万倍日の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android