仲東郷(読み)なかとうごう

日本歴史地名大系 「仲東郷」の解説

仲東郷
なかとうごう

仲津なかつ郡内に所在した平安時代から中世にかけての郷。仲津郡東郷の意と思われる。「宇佐大鏡」所載の国々散在常見名田の項に「仲東郷 丁別米召田六丁 加地子田公田廿六丁九反 所当加地子稲五百三十八束也、外無宮召物也」とあり、また宇佐宮大宮司公順処分状案によると、公順の私領二八七町八反余のうち城井きい幡野はたの横瀬よこせの三所、すなわち「仲東郷城井浦」「幡野浦」「仲東郷城井郷字横瀬浦」を含めた地域を称した。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android