伊予染(読み)イヨゾメ

デジタル大辞泉 「伊予染」の意味・読み・例文・類語

いよ‐ぞめ【×伊予染(め)】

染め文様の名。縞模様濃淡をつけ、重ねた伊予すだれ2枚を透かしてできる木目のような文様に染めたもの。江戸時代、文化年間(1804~1817)に流行した。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「伊予染」の意味・読み・例文・類語

いよ‐ぞめ【伊予染】

〘名〙 江戸後期流行の染め模様の名。縞の模様に濃淡をつけ、伊予簾(いよすだれ)二枚を重ねて透かしたときに見える木目のさまにかたどって染めること。また、その染め物。〔随筆・本朝世事談綺(1733)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android