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伊予簾 イヨスダレ

3件 の用語解説(伊予簾の意味・用語解説を検索)

デジタル大辞泉の解説

いよ‐すだれ【×伊予×簾】

伊予国上浮穴(かみうけな)郡露峰(つゆのみね)産の篠竹(しのだけ)で編んだ上等のすだれ。いよす。
名物古瀬戸茶入れの銘。小堀遠州の命名による。
名物切の名。緞子(どんす)で、細かい石畳地紋の上に宝尽くしを織り出したもの。小石たたみ。

出典|小学館
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大辞林 第三版の解説

いよすだれ【伊予簾】

伊予国上浮穴かみうけな郡に産する細くて長い篠しので編んだ、簾。いよす。
名物裂の一。紅・黄・浅葱あさぎなどの細かい縞に石畳の地紋と宝尽くし文を繻子しゆす織りで表したもの。小石畳緞子こいしだたみどんす

出典|三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

伊予簾
いよすだれ

平安時代の伊予国(愛媛県)の代表的な物産。都の貴族の邸宅で日よけとして使われ、風情あるものとされたらしく、『枕草子(まくらのそうし)』に「庭いと清げにはき、伊予簾掛け渡し、布障子など張らせて住ひたる」とあり、『詞花集』に「逢事(あうこと)はまばらに編めるいよ簾いよいよ人を佗(わび)さする哉(かな)」とある。『愛媛面影(えひめのおもかげ)』に「伊予国むかしより簾を出す、名産なり、篠(しの)もて荒々と編たり」とある。愛媛県上浮穴(かみうけな)郡久万高原(くまこうげん)町露峰(つゆみね)のイヨス山66アールの地に自生している直径3ミリメートル、長さ2メートルぐらいのイヨダケという細長い竹を原料とする。江戸時代大洲(おおず)藩に属し、製品は大坂あたりへも出されたが、現在は民芸品として地元でわずかに生産されている。[伊藤義一]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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