伊佐奈岐神田(読み)いざなぎしんでん

日本歴史地名大系 「伊佐奈岐神田」の解説

伊佐奈岐神田
いざなぎしんでん

神鳳鈔」に「伊佐奈岐神田二丁」と出る。康正二年(一四五六)一〇月二九日内宮は庁宣(氏経卿引付)を出して岡田源左衛門の非分違乱を停止することを命じた。文明三年(一四七一)正月一六日にも「任先例、本員数致催促沙汰」すべきことを命じているが、実行されなかった(内宮庁宣「文明年中宮司引付」神宮文庫蔵)。文明五年七月日に内宮庁宣発給を求めた「内宮別宮伊佐奈岐宮惣忌代荒木田俊重」の目安によってこの間の事情が明確となる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android