伊庭 伝次郎(読み)イバ デンジロウ

20世紀日本人名事典 「伊庭 伝次郎」の解説

伊庭 伝次郎
イバ デンジロウ

昭和期の洋画家 京都市立美術大学教授。



生年
明治34(1901)年12月8日

没年
昭和42(1967)年1月5日

出生地
滋賀県近江八幡市

主な受賞名〔年〕
全関西展朝日賞〔昭和2年〕,二科30周年記念賞〔昭和18年〕

経歴
大正12年関西美術院に入り、伊藤快彦黒田重太郎、沢部清五郎らに師事。15年太平洋画会研究所に入り、石井柏亭中村不折に師事する。昭和2年二科展に「下加茂風景」で初入選、同年全関西展で朝日賞を受ける。3年全関西洋画協会賞を受賞、4年同協会会員となる。7年二科会会友となり、18年「池」「厨」を出品して二科30周年記念賞を受賞、同会会員となる。戦後も二科展に参加。大阪市美術展、京都市美術展ほか関西地方の美術展審査員を務めた。また27年京都大学建築科講師、33年成安女子短期大学教授、37年京都市立美術大学教授を歴任した。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android