日本歴史地名大系 「伊才原村」の解説 伊才原村いさいばらむら 高知県:中村市伊才原村[現在地名]中村市伊才原蕨岡(わらびおか)村の北、後(うしろ)川が上流から中流にかかるところ、黒塔(くろんとう)(三九七・三メートル)の西麓の村。「伊西原」とも書く(元禄郷帳)。「土佐州郡志」は「接蕨岡村、(中略)其土多砂礫」と記す。天正一八年(一五九〇)の以佐井原大用村地検帳によると、以佐井原の検地面積一一町六反余、屋敷数一二うち居屋敷八。屋敷のうちには洞雲庵が含まれる。すべて入江治部少輔の給地。江戸時代は元禄郷帳によると本田高一三九石余。宝永(一七〇四―一一)頃の家数三一、産物は楮・茶・葛・蕨・薪(土佐州郡志)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報