日本歴史地名大系 「伊藤田村」の解説 伊藤田村いどうだむら 大分県:中津市伊藤田村[現在地名]中津市伊藤田犬丸(いぬまる)川中流沿岸にあり、西は福島(ふくしま)村、南は森山(もりやま)村(現三光村)。正和元年(一三一二)一二月二日の鎮西下知状(薬丸文書)に「野中(ママ)郷内千万名内田地四段号河竹事」とみえる千万(せんま)名を当地と推定する説がある。同名の一部は武士へ売却されていた。応永一一年(一四〇四)九月二二日の豊前野仲郷千万名社職免田畠取帳(永弘文書)には同名内の字としてクキノエ、カクイ原、トイ、サコ田、カハタケ、ホキノエ等がみえ、某寺分四丁五反強と合せ九丁二反余が免田となっている。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by