日本歴史地名大系 「伊讃郷」の解説 伊讃郷いさごう 茨城県:常陸国新治郡伊讃郷「和名抄」に「伊讃」と記され、訓を欠く。弘安大田文には「同北条九十九丁六十歩」とある。「新編常陸国誌」には「按ズルニ今ノ真壁郡下館城ハ、古ノ伊佐城ニシテ即伊讃郷ナリ、是城ヲ今ニ伊佐城トモ云フ、伊達氏ノ祖伊佐氏累世ノ宅趾ナリ(中略)コノ地辺三十余村今ニ至テ伊佐庄ト称ス、コレ古ヲ忘レザルナリ」とあり、比定地は定かでないが、郷域は現下館市伊佐山(いさやま)・小川(おがわ)・上平塚(かみひらつか)・下平塚・山崎(やまざき)・下江連(しもえづれ)・大谷(おおや)・西山田(にしやまだ)・森添島(もりそえじま)・五所宮(ごしよみや)・棹(そう)ヶ島(じま)・小塙(こばな)・泉(いずみ)・子思儀(こしぎ)・石塔(いしとう)・林(はやし)・筑瀬(ちくせ)・柴山(しばやま)・口戸(くちど)・折本(おりもと)・谷部(やべ)・中館(なかだて)・岡芹(おかぜり)・灰塚(はいつか)・栗島(くりしま)・笹塚(ささづか)・西大島(にしおおしま)・石原田(いしはらだ)・谷中(やなか)・外塚(とのつか)・西谷貝(にしやがい)・神分(かみわけ)の一帯とされる。 伊讃郷いさごう 茨城県:常陸国真壁郡伊讃郷「和名抄」に「伊讃」と記され、訓を欠く。弘安大田文には「伊佐々五丁一段」とある。「新編常陸国誌」は「伊佐々」と訓を付し、「按ズルニ今ノ伊佐々村ナリ」と記して、現真壁郡真壁町伊佐々(いさざ)に比定する。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by