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茨城県 いばらき

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

茨城〔県〕
いばらき

面積 6097.06km2
人口 291万6976(2015)。
年降水量 1353.8mm(水戸市)。
年平均気温 13.6℃(水戸市)。
県庁所在地 水戸市
県木 ウメ
県花 バラ
県鳥 ヒバリ

関東地方北東部の太平洋に面する県。北部は阿武隈高地の南端である多賀,久慈両山地と八溝山地。中部は常陸台地で,多くの川が台地を浸食。南部は利根川の沖積低地および水郷地帯をなし,日本第2の湖霞ヶ浦,その東部に北浦を擁する。海岸線は単調な弧状海岸線で,久慈川河口を境に南部はほとんど砂浜海岸,北部はおおむね岩石海岸。気候は太平洋岸気候であるが,冬季は南部沿岸が温暖で,北部内陸は寒冷地となる。降水量は秋に多く,夏は少い。冬は西風が強く,梅雨どきに冷涼な北東風が吹く。県域は古代常陸国で国府が石岡市 (府中) におかれた。江戸時代は水戸ほか 16藩をおく。明治4 (1871) 年の廃藩置県で 16藩は2県となり,1875年現在の茨城県となる。平野では米,ムギ,野菜,果物などを栽培。大麦,小麦の生産が多く,ブタの飼育は全国有数。クリ,メロンの特産がある。漁業も行われる。工業都市日立,勝田が昭和初期から発達。鹿島港を中心に鹿島臨海工業地域の造成が進められた。筑波山南西麓には筑波研究学園都市が,東海村には原子力発電所・研究所がある。主要幹線として JR常磐線,常磐自動車道,国道6号線が県の中央部を縦断し,水戸を起点に JR水戸線が栃木県小山と,水郡線が福島県郡山とそれぞれ結んでいる。観光地は水郷筑波国定公園のほか大洗,奥久慈,笠間など9つの県立自然公園がある。

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デジタル大辞泉の解説

いばらき‐けん【茨城県】

茨城

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日本の地名がわかる事典の解説

〔茨城県〕茨城〈県〉(いばらき〈けん〉)


関東地方北東部に位置する県。
北は福島県、西は栃木県、南は千葉県、南西部は埼玉県に接し、東は鹿島灘(かしまなだ)に面する。首都圏に属し、農業と工業がともに発展するが、南西部では都市化が著しい。鹿島臨海工業地帯や筑波(つくば)研究学園都市など、大規模な開発が行われた。人口296万10。面積6095.72km2。人口密度485.59人/km2。管轄市町村は32市10町2村。県庁所在地は水戸市。県花はバラ。
歴史を見ると、後期旧石器時代に属する石器が東岡中原(ひがしおかなかはら)遺跡(つくば市)・小組(こぐみ)遺跡(笠間(かさま)市)などから発見され、縄文式・弥生式の土器も各地に分布。同県最大規模の舟塚山古墳(石岡(いしおか)市)をはじめ古墳数は推定3500基にも達する。645年(大化(たいか)元)、大化の改新で常陸(ひたち)国が成立し、現在の石岡市に国府がおかれた。平安時代中期の平将門(たいらのまさかど)の乱ののち、各地で武士団が発達し、中世には関東武士の活躍の場となった。戦国時代末期、佐竹(さたけ)氏が常陸国のほぼ全域を統一したが、江戸時代に秋田へ転封となる。1609年(慶長(けいちょう)14)、徳川家康(とくがわいえやす)の11子、頼房(よりふさ)が水戸(みと)藩主となったが、ほかに譜代大名領、幕府直轄領、他藩領などが混在し、江戸近隣の要地として配置替えも頻繁に行われた。2代目藩主徳川光圀(みつくに)による灌漑(かんがい)用水の開削(かいさく)・学問奨励や、9代目藩主徳川斉昭(なりあき)の藩校弘道館(こうどうかん)開設・偕楽園(かいらくえん)建造などが知られる。江戸とは水戸街道のほか那珂湊(なかみなと)からの海運や、涸沼(ひぬま)・霞ヶ浦(かすみがうら)経由の水運で緊密に結ばれて河岸(かし)町が繁栄した。1871年(明治4)、廃藩置県を経て同年中に4県に統合され、県域変更を経て、1875年に現在の茨城県が発足した。
地勢を見ると、北部は阿武隈(あぶくま)高地南端と八溝(やみぞ)山地、その丘陵地が占める。中部から南部、県域の約7割は常総(じょうそう)台地と久慈(くじ)川・那珂(なか)川・利根(とね)川の沖積低地が占め、平野部が広い。八溝山地には福島・栃木両県境をなす八溝山や加波(かば)山・筑波山があり、南東部には霞ヶ浦・北浦(きたうら)の湖沼群が発達。海岸線は単調で、大洗(おおあらい)岬から南へ鹿島灘沿いに砂浜海岸が続く。気候は、夏は高温多湿の南東風、冬は「筑波おろし」とよばれる北西風が吹き、太平洋岸式気候を示す。南部の平野と海岸部は温和で、内陸部とは冬の気温差が大きい。北西部は内陸性気候。
産業は、第一次産業の就業人口は減少しているが、農業産出額は全国的にも上位を占める。県全体に占める耕地面積の割合は約29%で全国第1位。農業は、水稲を中心とする穀物類と野菜・果樹栽培が多く、米の生産量は関東地方で随一、レンコン・ハクサイ・メロン・クリの出荷量は全国第1位。ブタの飼育頭数は全国有数。都市化の進行につれ、農家数の減少と兼業農家の増加も顕著。水産業は年々衰微の傾向にあるが、那珂湊・波崎(はさき)などの漁港を拠点にカツオ一本釣り・巻き網漁が行われる。霞ヶ浦・北浦での内水面漁業はワカサギなどを産する。工業は、日立市と鹿島臨海工業地帯が2大中心。前者は日立製作所とその関連企業で構成され、非鉄金属・電機・機械工業が発展。後者は鹿島港の後背地としての性格が強く、鉄鋼・石油化学・電力産業が立地。中東部の東海村(とうかいむら)には原子力関連施設が集まる。結城紬(ゆうきつむぎ)、笠間焼(かさまやき)の花器・茶器が伝統産業としてあげられる。
観光では、霞ヶ浦・筑波山・鹿島神宮を含む水郷(すいごう)筑波国定公園は県の代表的観光地。水戸の名勝偕楽園は、金沢市の兼六園、岡山市の後楽園とともに日本三名園の一つとして観光客を集める。また、那智勝浦町の那智(なちの)滝、日光市の華厳(けごんの)滝とともに日本三名瀑の一つである奥久慈(大子(だいご)町)の袋田(ふくろだ)の滝や、阿字ヶ浦(あじがうら)・大洗の海水浴場も人気がある。2005年(平成17)に首都圏新都市鉄道つくばエクスプレスが開業。行事では、防人(さきもり)祭ともよばれる鹿島神宮の祭頭(さいとう)祭、同神宮で12年に1度行われる神幸(しんこう)祭が知られるほか、つくばみらい市の綱火(つなび)、日立市の日立風流物(ひたちふりゅうもの)は国の重要無形民俗文化財に指定されている。また水戸市では、偕楽園での水戸の梅まつりや、水戸黄門まつりなども開催される。
石岡市
潮来市
稲敷郡
稲敷市
牛久市
小美玉市
笠間市
鹿嶋市
かすみがうら市
神栖市
北茨城市
北相馬郡
久慈郡
古河市
桜川市
猿島郡
下妻市
常総市
高萩市
筑西市
つくば市
つくばみらい市
土浦市
取手市
那珂郡
那珂市
行方市
坂東市
東茨城郡
日立市
常陸太田市
常陸大宮市
ひたちなか市
鉾田市
水戸市
守谷市
結城郡
結城市
龍ケ崎市

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事典 日本の地域ブランド・名産品の解説

茨城県

関東地方東部に位置する県。北部から北西部にかけては山地、中央部から南西部にかけては常総平野がひろがる。最南端を利根川が東流し太平洋に注ぐ。東部は太平洋に面し、多数の漁港がある。冬に北西の季節風が吹き晴天の日が続き、春から秋にかけて雨の多い太平洋側の気候。農業・重化学工業が盛ん。県花は、バラ。県木は、ウメ。県鳥は、ヒバリ。県魚は、ヒラメ。

[茨城県のブランド・名産品]
あやめ笠 | 粟野春慶塗 | アンコウ | 石岡府中杉細工 | いしげ結城紬 | 茨城籐工芸 | 浮世絵手摺木版画 | 大穂のほうき | 奥久慈しゃも | 奥久慈茶 | 貝地高菜 | カガミクリスタル | 笠間焼 | 鹿島灘はまぐり | 霞ヶ浦のわかさぎ | 桂の雛人形 | かな料紙 | きぬの染 | | 古河竹工画 | 国寿石大子硯 | こだますいか | 米粒人形 | こんにゃく | 水府提灯 | 雪村うちわ | せり | 線香 | 総和竹絵画 | 竹矢 | 淡水真珠 | つくばね焼 | 手描き鯉のぼり | とよさとの桶・樽 | 西ノ内和紙 | 張り子の達磨・虎・兎 | 繁昌笠 | 美術組ひも | 常陸牛 | ひたち欅細工 | 常陸獅子 | ひたち竹人形 | 涸沼竿 | ピーマン | ヒラメ | 武道具 | べっ甲細工 | 梵鐘 | 本場結城紬(結城紬) | 万祝・大漁旗 | 真壁石燈籠 | 光圀卿のおもかげ | 水戸押絵 | 水戸納豆 | 水戸農人形 | 水戸彫 | 水戸やなかの桶 | メロン | 結城桐箪笥 | 結城地方の桐下駄 | 結城まゆ工芸 | ゆうちく袖垣 | レタス | 蓮根 | ローズポーク

出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域ブランド・名産品」事典 日本の地域ブランド・名産品について 情報

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