茨城県はわが国第一の関東平野を控え、日本列島の中央的位置を占める関東地方北東部に位置する。極西は
県北は、東に阿武隈高地の南端部の多賀山地が海崖の多い太平洋岸に傾斜し、海岸との間は南北に狭い平地が続く。山地は石炭や銅の資源に恵まれ、鉱業の町が発達した。多賀山地は日立地方の南部で終わり、平野部が東西に展開して水戸地方に及ぶ。多賀山地の西北には、阿武隈高地支脈の
県南は関東平野が南へ広がり、利根川下流地帯には、わが国第二の大湖霞ヶ浦とその東の北浦が豊富な水をたたえる。両湖沼の間に
県西は北部に八溝山地から南に延びた筑波山地があり、主峰筑波山は標高八七五・九メートルながら平地に囲まれて高山の屹立する趣を呈し、古来双峰の名山として親しまれている。筑波山地以外は、霞ヶ浦に注ぐ桜川、利根川に合流する
「茨城」の地名は「常陸国風土記」の本文冒頭にある常陸国司の解文に「古は、相模の国足柄の岳坂より東の諸の県は、惣べて
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域ブランド・名産品」事典 日本の地域ブランド・名産品について 情報
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
関東地方の北東部に位置する県。旧常陸国全域と下総国北西部を県域とする。1871年(明治4)廃藩置県により水戸藩など16藩はそれぞれ県となった。同年11月常陸国の北部5郡は茨城県,南部6郡と下総国の一部は新治(にいはり)県に統合され,下総国北西部は印旛(いんば)県に統合されたのち千葉県に合併された。75年茨城県は新治県のうち常陸国分と千葉県の北西部を合併し,現県域が定まった。県庁所在地は水戸市。
出典 山川出版社「山川 日本史小辞典 改訂新版」山川 日本史小辞典 改訂新版について 情報
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