伊辺村(読み)いべむら

日本歴史地名大系 「伊辺村」の解説

伊辺村
いべむら

[現在地名]美濃加茂市加茂野町稲辺かものちよういなべ

市橋いちはし村・鷹之巣たかのす村の南に続き、加茂野台地の南西端にある。勝山かつやま(現加茂郡坂祝町)より関への道筋にある。南の深萱ふかがや(現坂祝町)境には標高一六〇メートル余の大山がある。「新撰美濃志」は「和名抄」の井門いと郷を「いのへ」と読み、この地に推定している。慶長郷帳には旗本西尾丹後領に伊部之内一〇二石と同山田信濃領に伊部村内一〇〇石があり、元和二年(一六一六)の村高領知改帳では西尾領は「いへ之内」と記載され、山田領一〇〇石は幕府領となっている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android