伊達紋(読み)ダテモン

デジタル大辞泉 「伊達紋」の意味・読み・例文・類語

だて‐もん【伊達紋】

花鳥山水文字などを図案化してつくった、はでな紋。江戸中期以降、芸妓遊女などが衣服に用いた。

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精選版 日本国語大辞典 「伊達紋」の意味・読み・例文・類語

だて‐もん【伊達紋】

  1. 〘 名詞 〙 山水、花鳥、文字などを模様化してつくった派手な紋。芸妓、遊女などが着る華美な衣服に用いた。〔万金産業袋(1732)〕

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世界大百科事典(旧版)内の伊達紋の言及

【紋付】より

…(4)加賀紋 友禅風に彩色した紋で家紋に草花をあしらった多彩で装飾的な紋。(5)伊達紋(だてもん) 絵画風な大型の装飾紋で刺繡や描絵であらわした男性用。(6)比翼紋(ひよくもん) 相愛の男女がそれぞれの家紋を組み合わせて作った紋。…

※「伊達紋」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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