伏い貝(読み)はいがい

精選版 日本国語大辞典 「伏い貝」の意味・読み・例文・類語

はい‐がいはひがひ【灰貝・伏貝】

  1. 〘 名詞 〙 フネガイ科の二枚貝。主に有明海に分布し、泥の深い潮下帯にすむ。殻長約五センチメートル。殻は白色で、はげやすい灰緑色の殻皮をかぶる。アカガイに似るが放射肋(ろく)の数が約一八条と少なく、肋の上に顆粒状の突起が並ぶ。殻を焼いて貝灰をつくり、工芸顔料にしたところからの名。秋に稚貝を採り二~三年養殖して市場へ出す。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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