休眠打破(読み)キュウミンダハ(英語表記)breaking of dormancy

デジタル大辞泉 「休眠打破」の意味・読み・例文・類語

きゅうみん‐だは〔キウミン‐〕【休眠打破】

休眠状態にある種子冬芽球根などが、ある特定刺激を受けたのち、活動状態になること。サクラ開花には、冬期に一定期間低温にさらされる必要があることが知られる。

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知恵蔵 「休眠打破」の解説

休眠打破

桜は夏に翌春咲く花芽を形成する。いったん休眠に入った花芽が、冬季に一定期間低温にさらされ休眠から覚めること。その後の気温上昇と共に花芽は成長して開花に至る。冬暖かすぎると春先の気温が高くても開花が遅れることがある。桜の開花予報の大きなポイント

(饒村曜 和歌山気象台長 / 2007年)

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