日本歴史地名大系 の解説 会社組織に依る北海道開拓の研究かいしやそしきによるほつかいどうかいたくのけんきゆう 一冊 富田四郎著 赤心社 昭和二七年刊解説 明治一三年神戸に設立された旧三田藩士などを指導者とし、士族授産を名目とする開拓会社赤心社の事業展開の研究。同種の移住・開拓団体に開進会社・晩成社などがある。赤心社はキリスト教を精神基盤としたが、経営は直営方式から小作制移行の道筋を採る。株式会社となり、製造業や商店も経営し、農地改革も乗越えて現在まで存続している稀有な例。赤心社を中核とした荻伏村(現浦河町)は「模範村」といわれた。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by