伯太村(読み)はかたむら

日本歴史地名大系 「伯太村」の解説

伯太村
はかたむら

[現在地名]和泉市伯太町・伯太町一―六丁目・池上いけがみ町一丁目

池上村南方の平坦地から、信太山しのだやま丘陵中腹までを村域とし、熊野街道(小栗街道)が通る。博多とも書く(和泉志)。延喜式内社の伯太神社(神名帳には「愽多」とある)丸笠まるがさ神社(現在は伯太神社の飛地境内社)があり、熊野街道に祀られた平松ひらまつ王子があった。同王子は「後鳥羽院熊野御幸記」建仁元年(一二〇一)一〇月六日条に「次平松王子、於此王子、殊有乱舞沙汰、自是停御馬、歩入御平松新造御所、各入宿所国皆悉儲仮屋充行、予等分此所三間小屋也、無板敷也」とみえ、この御所で詠んだという後鳥羽院の歌が「正治二年百首」にある。

<資料は省略されています>

平松御所はその後も熊野御幸に用いられたが、弘安(一二七八―八八)頃には荒廃していた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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