佇が無い(読み)たたずみがない

精選版 日本国語大辞典 「佇が無い」の意味・読み・例文・類語

たたずみ【佇】 が 無(な)

  1. 身の置き所がない。生活ができない。
    1. [初出の実例]「みのたたすみのなきときのとんせいは、みすぎよすみのためじゃもの」(出典:説経節・説経苅萱(1631))
  2. 立つ瀬がない。立場がなくなる。
    1. [初出の実例]「てまへまでがさう云うてくれては、おらが身のたたずみがない」(出典:歌舞伎・敵討天下茶屋聚(1832)二つ目)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android