最新 地学事典 「位相決定法」の解説
いそうけっていほう
位相決定法
phase determination method
結晶構造解析は,初期モデルの構築(位相モデル),フーリエ法などによるモデルの完成,精密化というプロセスで行われる。位相モデルを決定することの困難さが位相問題であり,その解決手法として,いくつかの位相決定法がある。位相決定の要点は,単位胞の原点をどこに与えるかである。位相決定法として,重原子法,直接法,ベクトルサーチ法,同型置換法などが使われてきた。最近では,計算機性能の発展に伴い,最大エントロピー法(MEM法)やcharge flipping法(チャージフリップ法)などが活用されている。
執筆者:栗林 貴弘
参照項目:位相問題
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

