佐世保城跡(読み)させぼじようあと

日本歴史地名大系 「佐世保城跡」の解説

佐世保城跡
させぼじようあと

[現在地名]佐世保市城山町

しろ(約八〇メートル)に築かれた中世の山城跡。永徳四年(一三八四)二月二三日の下松浦住人等一揆契諾状案(山代文書)では佐世保の「石見守元」、佐世保今福いまぶくの「左京亮」らが署名しているが、当城を拠点にしたかどうかは未詳。明応七年(一四九八)大智庵だいちあん城落城の頃、佐世保を領していたという丹後守諫(宗家松浦一五代政の弟)の時代から築城されていたともいう。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android